クラシックブルー

 もうあと数日なのですが、今月末、福井市越廼地区「はりいしゃ」にて、展覧会を開催します。
(前にはりいしゃで展示をしたのは2023年・・・すでに2年前・・・時間の流れが早すぎる)

WATARIGLASS 夏のガラス展
「クラシックブルー」
2025年7月26日(土)~28日(月)
10:00~18:00
カフェ営業もあります。

 昨年から、少しずつ、色ガラスの実験をしています。ワタリグラススタジオにはクリアのガラスが溶けているツボに加え、色ガラスを溶かしている色ツボが二つあるのですが、いつも同じ青と緑だけを溶かしていたのを、最近調合を変えて違うニュアンスの青緑を溶かしています。
 色ガラスを作るにはバッチ(ガラスの原料となる珪砂を中心とした粉)に銅や鉄などの鉱物を混ぜてガラス化することで発色させます。(イオン化で発色させる場合が多いです。)鉱物の微妙な比率の差で色味が変わっていくので、納得できる色を出すのが難しいのですが、ちょっといいなと思う色になってきたので、こちらを「クラシックブルー」と名付けました。どことなく懐かしさを感じる、鮮やかなようなそうでないような、いろいろな見え方をする色だと思っています。
 今回はこちらの色のものを中心に、器やオブジェ、ペンダントライトなど、さまざまなものを作ってみました。新作も、思いがけず結構できてきました。
毎日暑いなかではありますが、ぜひ足を運んでいただけたらと思います。